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[コラム] 義父の愛も負担になる嫁


年を取った中年夫婦が言い争った話だ。争いの内幕は、争いの中に登場するため、まずどう争ったのか紹介する。もちろん、些細な口論だ。

口論1
夫:(息子の)嫁のつわりがひどくて心配だ。
妻:世界のすべての女性が皆経験することだ。
夫:世界のすべての女性ではなく、嫁の話なのになぜそういうふうに言うのか。
妻:私が妊娠してつわりの時、心配したのか。みかんでもその時に買ってくれたか。

口論2
夫:妊娠したら腹がいつ膨らんでくるのか。
妻:それを知らないのか。
夫:男がそれをどうして知っているのか。
妻:いや、子が2人もいる人が、女房が自分の子を持った後、いつ頃腹が膨らむのか知らないということだ。どんだけ関心がなくてそれを知らないのか。いや、またそれをなぜ私に聞くのか、自分の妻の腹が膨らむことは気にもしなかったのに、嫁の腹が膨らむのがそんなに気になるのか。

以後、妻が嫁に会ったのだ。夫と言い争った話を細かく紹介し、「お前はいいな、嫁をかわいがる義父がいて」とちらりと睨み付けたのだ。

義父がよくしてあげて姑が気分いいだろうか。おそらく世の中に「はい!」と答えている女性はあまりいないだろう。いくら義父が応援しても一緒に過ごす時間は姑の方がはるかに多いだろうから、よくしてくくれる義父のおかげで姑と過ごす時間が居ても立ってもいられなくなるだろう。

専門家(?)らの言葉を総合すると、嫁に接する義理の両親のこのような言い争いは、全く争わず嫁を大事にする心を共有する義理の両親が多いだろうが、とにかくこのような言い争いは義父が嫁を女性として見る傾向があるためだ。義父の立場では、悔しいだろうが、姑は自分の夫がそのように接すると錯覚している(?)という説明だ。

そのため嫁と競争関係になる。特に、若い頃に夫との間があまり良くなかったり、夫に積もったものが多かった場合は、嫁によくしてあげる夫が憎くなる。

義父をめぐった姑婦間の愛の争い、このとんでもない戦いの発端は最終的には男という話だ。年を取って時間も余り、世の中から抜け出して家族を見回すと、妊娠した嫁の腹が膨らむことにも関心が向くだろうが、妻の立場ではいじめを受けた昔が忘れられないせいだろう。

男性が年を取ってこのようなことを経験したくなければ、若い頃、いくら忙しくても家族に少しでも気を使うように努力しなければならないようだ。家和萬事成、修身斉家平天下という文句が改めて思い出される。
  • O2CNI_Lim, Chul
  • 入力 2016-05-15 08:00:00




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