コンテンツ天国のケーブル放送、2倍鮮かな高画質で楽しむ

放送産業発展総合計画を発表 

地上波と有料放送間のコンテンツ競争が本格的に繰り広げられる見込みだ。9日、政府は‘放送産業発展総合計画’を発表して、急速なデジタル化によって古くなった技術的規制を取り払い、放送サービス間の多様な融合サービスを取り入れるという原則を宣言した。

ケーブル放送に地上波デジタル送信方式である8VSBを、地上波放送には多くのチャンネルを許容する多チャンネル放送(MMS)を、それぞれ許容するようにするという内容がそれだ。

8VSBはかねがね‘庶民のためのデジタル放送サービス’として注目を受けて来た。政府のデジタル放送全面導入にもかかわらず、国内は依然としてデジタル難視聴世帯が存在した。900万世帯に達するアナログケーブルTV加入者だ。これらの中で最小400万世帯以上がデジタルTVを持っている。

しかしこれらは地上波放送だけ画質と音質を2倍鮮明にした高画質(HD)放送を視聴することができる。残りのケーブルチャンネルはぼやけて見えるままだった。この方式は政府の技術告示さえ変えればすぐ解決される事案だった。地上波デジタル送信方式で使われる‘8VSB’という方式をケーブルにも許容すれば良い。簡単な問題だったが、地上波側は頻繁に反対した。ケーブルに圧縮率の良くない8VSB方式が許容されれば、中小チャンネル事業者(PP)が撤収し、一部の総合編成チャンネルに対する特恵になると主張した。しかしこれは事実と異なる。

今回の政府による技術的規制の革新で、デジタルTVを持っていながらぼやけたチャンネルを見なければならなかった問題点が消えることになった。

これからはデジタルTVを通じてMBNなどの総合編成チャンネルはもちろん、ドラマ・映画・スポーツなど多様なチャンネルをHD画質で楽しむことができるようになる。すでに内容で地上波放送と本格的な競争関係にある有料放送が、形式的にでも対等な位置で競争できる足場が用意された。ただし、導入時期を確かに明らかにしないことは問題として指摘される。

未来創造科学部関係者は「8VSBは導入を検討中だが、時期を確定的に言うことはできない」とし、「国民便益の強化側面として充分に検討して推進する方針」であると語った。

政府はしかし、地上波にもまた異なる放送サービスを許容した。多チャンネル放送(MMS)だ。MMSはデジタル技術を活用して、一つのチャンネルをいくつかに分割できるサービスだ。このようになれば地上波は、既存チャンネル以外に2~4つのチャンネルで放送できるようになる。すでにKBSは放送通信委員会と協議して、年内に実験放送に入る準備をしている。業界関係者は、「KBSが24時間ニュースチャンネルや天気、災難放送用でMMSを活用すると聞いている」と語った。この日、放送通信委員会の関係者は、「MMSは視聴者福祉の増進、私教育費節減などのためのもの」としながら、「広告の許容など、具体的内容は決まったものはない」と明らかにした。しかし放送業界は「最初は広告なしで行うが、すぐにコンテンツ品質を高めるとして広告を要請するだろう」としながら、「KBSとEBSに引き続き、MBCやSBSなどがMMSに跳びこむ場合、国内放送市場は災難に見舞われることになる」と指摘した。

問題は、直接受信比率が10%にも及ばない国内地上波に対するMMS許容は‘また異なるケーブル放送の量産’という指摘で、自由ではないということだ。放送業界関係者は、「MMSが活性化したイギリスの場合、直接受信率が全体視聴世帯の半分に迫っている」とし、「ケーブルなど有料網を通じて放送する国内地上波とは次元が違う」と強調した。

政府はこのような放送産業への規制革新とともに、△放送コンテンツ市場の活性化、△スマートメディア産業の育成、△次世代放送のインフラ構築、△グローバル市場への進出拡大など、放送産業振興のための政策も発表した。未来創造科学部は、プログラム製作社(PP)らがケーブル放送社(SO)からコンテンツに対して正当な代価を得ることができるように、支給基準改善を検討している。

方案としてプログラム使用料を、有料放送のTVホームショッピング送出手数料引き上げ分に連動させることが言及された。また、1つのPPの売り上げをPP全体売上高の3分の1までとしたマーケットシェア規制も、49%まで段階的に緩和する方針だ。これと合わせてスマート広告、デジタル・サイネージ産業を育成するための法制も改善に乗り出し、次世代放送インフラを構築するためには地上波、ケーブルなど媒体別UHD(超高画質)ロードマップを用意して商用化を支援する事にした。

放送コンテンツの海外進出も助ける。来年、放送分野のグローバルネットワーク構築のための‘総合支援システム’を構築して踏み石を用意する計画だ。ここには海外市場情報の提供、グローバルプロジェクトへの資金支援、貿易障壁解消への支援などが含まれている。

■ 用語説明
8VSB(8レベル残留側波帯):デジタル放送送信方式のうちの一つで、地上波ですでに施行中だ。現在、低画質ケーブルテレビ視聴世帯も追加負担なく別途装置を付加しない手高画質デジタル放送を楽しむことができる。

地上波多チャンネルサービス(MMS):デジタル圧縮技術を利用して既存チャンネルをいくつかに分割・運営する多チャンネルサービス。たとえば現在9-1番の1個チャンネルで放送されているKBS 1は、KBS 1-2(9-2番)、KBS 1-3(9-3番)など、いくつかに分割して放送することができる。
  • 毎日経済_チェ・ヨンソン記者/ファン・ヂヘ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-10 17:25:25