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[韓国100大CEO] イ・マンドゥク三千里グループ会長…外食・金融・自動車など多様な方面に拡大


  • [韓国100大CEO] イ・マンドゥク三千里グループ会長…外食・金融・自動車など多様な方面に拡大
三千里(サムチョッリ)は、都市ガス・熱・電気などを供給する総合エネルギーグループだ。たまに三千里自転車と混同する人がいるが、まったく関連はない。三千里は60年以上の歴史を誇り、創業以来赤字を出したことが一度もない頑強な企業だ。上場したあとは着実に配当を高め、堅実な財務構造を備えた。

イ・マンドゥク三千里グループ会長は1993年に就任して以来、エネルギーと非エネルギー事業を調和させつつ推進し、グループの位相を一段階引き上げた。その結果、三千里は都市ガス・発電・集団エネルギー事業と生活文化事業をすべて営む企業として成長した。

中核事業である都市ガス部門で、三千里は京畿道の13の市と仁川の5つの区など、首都圏298万人の消費者に都市ガスを供給する。5763キロメートルに及ぶ単一企業で最長の配管ネットワークを通じて年間37億9000万立方メートルの都市ガスを販売し、国内市場シェア1位の座を守っている。

最近、都市ガス事業で培った経験と能力に基づいて、発電・集団エネルギー事業に進出した。熱併合発電所を竣工して地域冷暖房用熱と電気を供給しており、安山都市開発などの集団エネルギー専門企業を買収して広域熱配管ネットワークを構築した。

非エネルギー事業部門でも少しずつ成果を出し始めた。外食ブランド「Chai797」は10店舗を運営して安定して成長しており、金融分野で三千里資産運用は、海外のエネルギーインフラ投資を活発的に進めている。最近発足した三千里モーターズは、BMWのディーラー事業を展開する。

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イ・マンドゥク会長は去る2015年、創立60周年記念式で「愛される企業」を新たなビジョンとして宣言した。企業としての社会的責任を果たすという意志がうかがえる。三千里は様々な分野で、体系的な社会貢献活動を行っている。

都市ガス事業の特性を活かし、低所得層の老朽ガス設備を無償で点検・補修・交換する「ガス安全、愛の無償点検」、地域社会のきれいな自然環境を保全する「Clean Day」などが代表的だ。

スポーツ支援も三千里の社会貢献活動の一つだ。2015年から韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)とともに「三千里Together Open」と「KLPGA-三千里有望株大会」を開催している。

複数の活動を通じて、三千里は14年連続で「韓国で最も尊敬される企業」、5年連続で「韓国で最も働きやすい企業」に選ばれた。

練炭で始まり都市ガス・集団エネルギー事業を展開し、60年以上も国家経済の発展に寄与した三千里グループの中心には、イ・マンドゥク会長がいた。「挑戦と革新を通じた成長」を強調する会場の次の歩みが関心を集めている。
  • 毎経エコノミー第1901号
  • 入力 2017-05-20 08:55:31




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