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[FOCUS] 恐怖のシンクホール、科学的な原因は?

地下の乱開発で地盤が支えきれずにできる穴 

江原道の寧越(ヨンウォル)や三陟(サムチョク)など石灰岩地帯では時どきシンクホール(陥没穴)が出現する。石灰岩の主成分である炭酸カルシウムが雨水や地下水と会って化学反応を起こし、溶け落ちるのだ。地盤を支えていた石灰岩が少しずつ溶け地中に空洞ができ、力で支えることができず、シンクホールが現れる。

地下水が石灰岩地帯近くを流れ続け、地中に洞窟が作られることもシンクホールの原因だ。 建国(コングク)大学地理学科のパク・ジョングヮン教授は「シンクホールは、結局のところ地盤を支えることができず崩れ落ちること」とし、「地中で移動する地下水が最も大きな原因」と説明した。

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固い花崗岩が支えている韓半島の都心で発生するシンクホールは、乱開発が原因である。都心の地中は、上水道管、地下鉄、建物など複雑な構造物がつながっていて、人為的に地下水の流れが変わったり、古い水道管から水が漏れだせば、地盤を支えていた力が分散され崩れることになる。

パク教授は「地下水や地中の花崗岩などが耐えうる圧力はかなり高い」とし、「2.5m、下がるごとに圧力は1気圧ずつ増加する。250mだけ下がっても大気圧の100倍に該当する圧力を地下水と岩石、土砂物などが支えているわけだ」と付け加えた。

2005年と2008年、全羅南道・務安(ムアン)と忠清北道・陰城(ウムソン)にて発生したシンクホールの発生原因も無分別に使用した地下水のせいで地盤が弱くなったことであることが明らかになった。

専門家たちは、ソウル漢江近くの地域は堆積層が多く形成されており、シンクホールに対して脆弱だと懸念している。韓国建設技術研究院のチェ・チャンホ研究委員は「漢江の周辺は、地下水の移動が多く、花崗岩よりも弱い堆積層が重なっている」とし、「開発によって、地中の力のバランスが崩れることになると、どこでもシンクホールが発生するだろう」と話した。

韓国地質資源研究院地球環境本部のキム・ヨンチョル先任研究員は「トンネルや地下空間がある建物周辺で発生する地下水流出と土壌が地下水にどれくらい含まれているかどうかを示す『濁度』などを綿密に観察しなければならない」とし、「古い水道管の圧力を随時確認して水が漏れている所はないか綿密に確認しなくてはいけない」と話した。

キム研究員は続いて「地下に大きな空洞がある場合、重力が弱くなるのでこのような空間を事前に見つけることもシンクホール予防につながる」と付け加えた。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-08-22 15:54:31