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[FOCUS] 生存期間の最も短いがん…男性は胆嚢がん、女性は膵臓がん

がん死亡者の平均生存期間、60歳を超えると男女差が減少 

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保険に加入していたがん死亡者の生存期間(診断から死亡までの期間)は、60歳以下では差が大きく、60歳を超えると減少することが分かった。韓国保険開発院が2012年の生命保険加入者のうち、がんで死亡保険金を受けた2万3064人を分析し、このような結果を導出した。ただし、サンプルの規模が少ないことから発生する歪みを防ぐために死亡者が20人未満であるがんは除外した。

調査対象のがん死亡者のうち、60歳未満の生存期間は平均2.04年と、60歳以上の1.96年と大きな差はなかった。しかし、これを男女別にみると、多少差が広がった。

60歳未満の男性の生存期間は1.71年であった​​のに比べ、女性は2.48年であった​​。女性が平均0.77年(約9.2か月)程度長く生きたわけだ。60歳以上での男性の生存期間は1.81年、女性は2.21年で、その差が0.41年(約4.9か月)程度となった。男性の場合、60歳以上の生存期間が60歳未満の生存期間よりも長いのに対し、女性ではその逆の結果が出た。

男性では、膀胱がん、前立腺がん、直腸がん、血液がん(多発性骨髄腫)、結腸がんなどの生存期間が比較的長いのに対し、胆嚢がん、膵臓がん、脳腫瘍などが短かった。男性で生存期間が最も長い、膀胱がん(3.41年)と最も短い胆嚢がん(0.81年)の差は2.6年(31.2か月)に達した。

女性では、乳がんの生存期間が最も長く、子宮頸がん、直腸がん、卵巣がんなどが後に続いた。これに比べて、膵臓がん、胆嚢がん、脳腫瘍などの生存期間が他のがんに比べて短かった。生存期間が最も長い乳がん(4.65年)と最も短い膵臓がん(1年)の差は3.65年(約43.8か月)だった​​。
  • 毎日経済 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-24 15:36:58




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