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[FOCUS] おもちゃがモノを超えて、ゲームやミュージカル、コンテンツの分野へ


  • [FOCUS] おもちゃがモノを超えて、ゲームやミュージカル、コンテンツの分野へ
韓国の玩具メーカーの「ソノゴン(SONOKONG/孫悟空)」のヒット商品「ターニングメカード」を購入しようと気をもんだ親たちは最近、ふたたび厳しくてつらい時間を過ごすしかなかった。今月24日にCOEXで開かれる「ターニングメカード2015タイマーチャンピオンシップ」のためだ。ソノゴンによると、未就学児童リーグの募集では事前受付を開始して3分後に200人が集まった。けっきょく2500人にのぼる参加者を選抜したが、参加できなかった者らの強力な要請で人員を追加で募集したりもした。

おもちゃは単に持って遊ぶモノを超えて、ゲームとミュージカル、動画分野に拡大されつつ玩具のマーケティングが進化している。玩具を媒介として各種の大会が開かれたり、大型模型を設置するかとおもえば、最初から玩具体験館を造成することもある。玩具キャラクターに対する好感を積み重ねて購入に結びつける、「クロスメディア」戦争が激しく繰り広げられている。

玩具業界によると、国内玩具市場の規模は1兆~1兆2000億ウォンに達する。毎年、新しい製品が登場して着実に成長しており、そのおかげで子供たちと親たちの目も徐々に肥えてきている。単におもちゃをうまく作ったと満足するのではなく、ステキなキャラクターをつくり、それらしいストーリーをかぶせてこそ売れる時代になった。

おもちゃを最も効果的に知らせることができる既存の媒体は「アニメーション」だった。おもちゃの発売に合わせて玩具キャラクターを主人公にしたアニメーションを放映し、認知度を引き上げる戦略だ。ソノゴンは昨年12月、8種のターニングメカードを最初に市場に出荷した直後、今年の2月から52部作アニメーションを放映した。認知度が高まり、すぐさま続いて8種のターニングメカード製品を追加で出荷した。現在もターニングメカードをはじめとする「トボト」「バイクロンズ」「ハローカーボット」「トレインフォース」のようなおもちゃキャラクターがアニメーションとして放映されている。

オン・オフラインを網羅した、クロスメディアを活用する現象も目を引く。アニメやコミック映画のフィギュアのようなこれまで活用していた媒体から一歩進んで、YouTubeのビデオUCCコンテスト、ミュージカル、乗り物体験館などのさまざまなチャネルに広がっている。ヨン実業はYouTubeに「ドキドキおもちゃ」という公式ページを開設して、ホストが直接出演しておもちゃ箱を開いて使用する方法を詳細に説明する「開封と説明」映像を提供する。 8ヶ月間の再生回数は670万回を超えるほど大きな人気を得ている。

「シークレット・ジュジュ」という女の子の人形の、ミュージックビデオの振付けをオーディション形式で踊ってUCCに応募する「ダンストゥゲザー」を進行し、入賞者とその家族をゲストに招いてパーティーまで開いてくれる。ヨン実業の関係者は「昨年、エバーランド内のキャラトリウムにトボト体験館をオープンして、今後3年間運営する予定であり、ソウルランドにはトボトを主人公にした遊具(トボトトレイン)を設置して、子供たちになじむように努力をしている」と明らかにした。

玩具メーカーはまた、ミュージカルなどの文化コンテンツに拡大している親たちと一緒に楽しむことができるようしている。

ソノゴンの「ハローカーボットミュージカル」は、アニメのカーボットに登場するエース、ホーク、フロンの各キャラクターを実感たっぷりに演出し、観客の注目をひきつけた。今年1月からソウルをはじめ、広州、釜山、済州など11の地域を中心に全国ツアーに突入した現在も公演をしている。ミュージカルが開催されたソウル市漢南洞のブルースクエアには、4メートルサイズの大型カーボット「ペンタストーム」ロボットを展示して、子供の注目を引いたりもした。ヨン実業も『テコンKと時間探検隊』トボトミュージカルを通じてアニメーションコンテンツをベースにしたミュージカルでトボトの広報に積極的に乗り出している。
  • 毎日経済_キム・ジョンボム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-10-16 17:13:45




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