トップ > コラム > FOCUS > 2015年の財テクキーワードはRICH…株式投資・金利引き上げ・中国・地方不動産
「ストーリーを併せ持つ商圏に投資せよ」「持株会社・銀行・建設株に注目せよ」。低金利で気分の晴れなかった投資家らに、財テクの秘訣を公開して関心を集めた「2014 釜山マネーショー（釜山国際金融博覧会）」が15日、3日間のスケジュールをすべて終える。べクスコに1万5000人の来場者が列をなすほどの人気を集めた釜山マネーショーで公開した、来年の財テク4大トレンドを「R・I・C・H」という言葉でまとめてみた。
▶ Risk：半分はリスクを抱えねば
韓国の株式市場はコスピ指数2000を目前にして、退屈なボックス圏をぐるぐる回っている。
チョ・ユンナム大信証券リサーチセンター長は、「来年の株式市場の話題は、だんぜん配当拡大になる見通し」だとし、「配当余力の高い持株会社やキャッシュフローの改善の兆しがはっきりした証券・建設株に注目しなければならない」と語る。チョ・ユンナム センター長は、「長期のあいだ遅々として進まなかった産業の中から、債務が減って利益のたまる構造に体質改善に乗り出したSKハイニックス、S＆Tモチーフ、韓国航空宇宙、ハリム・ホールディングスも注目するに値する」と強調した。
シュローダー投資信託運用のキム・ヨンス副社長は、「国内株式だけを見つめないで、海外の株式や債券・為替・投資まで資産を配分したファンドに加入してこそリスクを下げることができる」とし、「不確実な国内外の条件を克服するならば、分散投資に積極的に乗り出すべき」と語った。ハンファ証券のチョン・ヘグン副社長は、「資産の半分は高収益を狙う株式市場につぎ込み、残りの半分は最悪の状況でも元本を保てるところに投資して、リスクを減らさなければならない」と語った。
▶ Interest rate：金利の引き上げに備える
量的緩和（QE）終了に乗り出した米国が、来年を起点に金利を上げると予測される。数年間続いた流動性相場は終わりつつあり、対処が必要な時点だ。不動産114のイ・ヨンレ嶺南支社長は、「融資をいっぱい組んで不動産を買ったところ金利が上がって利息負担が大きくなることがあり、注意しなければならない」と助言した。新韓銀行のコ・ヂュンソク清潭駅支店長は、「なるべく固定金利で融資を受けることを勧める」と語る。チョ・ユンナム センター長は、「金利の引き上げに伴って、一時的に韓国の株式市場が調整される可能性も考えなければならない」と語った。
▶ China：中国フーガントン、投資機会
来る17日の中国「滬港通（フーガントン）」の施行に合わせて、少なくとも5年以上を見込んで上海A株に投資せよというアドバイスも出てきた。パク・ヨンビン大信証券ポートフォリオマネージャーは、「上海A株に載っている会社のなかで四環医薬（心脳血管薬メーカー）は、中国の10大死亡原因である心血管疾患に関連する新薬を開発して有望であり、内モンゴルの伊利実業集団（乳製品メーカー）は、中国の経済成長による消費水準の増加と密接し、投資するに値する」と語る。
またパク・マネージャーは、「今後、中国全土でゴミ処理の問題で呻吟するだろうとの見通しから、環境保護（廃棄物処理業者）も5年以上金をつぎ込むことを勧める」とし、「20年前の韓国株式市場に立ち帰って、サムスン電子に事前投資するという心構えで接近するべき」と語った。国内株式も、やはり将来の成長を見据えてモノのインターネット（IoT）やスマート機器関連株に投資して、長く保有することを勧めた。
▶ High return：注目するべき地方不動産
地方の不動産は世宗市と蔚山、海雲台（ヘウンデ）が最も有望だという分析が出た。トンウイ大学金融不動産学科のカン・ヂョンギュ教授は、「基盤施設が不足して低評価だった世宗市に注目する時が来た」とし、「商圏が落ち着き始めたところを中心に、出物の先取りに乗り出すべきだ」と語った。
企業が多くて所得水準が高く、「友情革新都市」移転の好材料がある蔚山に注目するべきという声も高い。収益型商店街に投資するならば、釜山のヘウンデに注目する必要がある。コ支店長は、「1年365日、人口が集中するヘウンデは安定した賃貸収入と、地価上昇に伴う時価差益まで期待できるところだ」と説明した。
2015年の財テクキーワードはRICH…株式投資・金利引き上げ・中国・地方不動産
2014 釜山マネーショー（釜山国際金融の博覧会）
▶ Risk：半分はリスクを抱えねば
韓国の株式市場はコスピ指数2000を目前にして、退屈なボックス圏をぐるぐる回っている。
チョ・ユンナム大信証券リサーチセンター長は、「来年の株式市場の話題は、だんぜん配当拡大になる見通し」だとし、「配当余力の高い持株会社やキャッシュフローの改善の兆しがはっきりした証券・建設株に注目しなければならない」と語る。チョ・ユンナム センター長は、「長期のあいだ遅々として進まなかった産業の中から、債務が減って利益のたまる構造に体質改善に乗り出したSKハイニックス、S＆Tモチーフ、韓国航空宇宙、ハリム・ホールディングスも注目するに値する」と強調した。
シュローダー投資信託運用のキム・ヨンス副社長は、「国内株式だけを見つめないで、海外の株式や債券・為替・投資まで資産を配分したファンドに加入してこそリスクを下げることができる」とし、「不確実な国内外の条件を克服するならば、分散投資に積極的に乗り出すべき」と語った。ハンファ証券のチョン・ヘグン副社長は、「資産の半分は高収益を狙う株式市場につぎ込み、残りの半分は最悪の状況でも元本を保てるところに投資して、リスクを減らさなければならない」と語った。
▶ Interest rate：金利の引き上げに備える
量的緩和（QE）終了に乗り出した米国が、来年を起点に金利を上げると予測される。数年間続いた流動性相場は終わりつつあり、対処が必要な時点だ。不動産114のイ・ヨンレ嶺南支社長は、「融資をいっぱい組んで不動産を買ったところ金利が上がって利息負担が大きくなることがあり、注意しなければならない」と助言した。新韓銀行のコ・ヂュンソク清潭駅支店長は、「なるべく固定金利で融資を受けることを勧める」と語る。チョ・ユンナム センター長は、「金利の引き上げに伴って、一時的に韓国の株式市場が調整される可能性も考えなければならない」と語った。
▶ China：中国フーガントン、投資機会
来る17日の中国「滬港通（フーガントン）」の施行に合わせて、少なくとも5年以上を見込んで上海A株に投資せよというアドバイスも出てきた。パク・ヨンビン大信証券ポートフォリオマネージャーは、「上海A株に載っている会社のなかで四環医薬（心脳血管薬メーカー）は、中国の10大死亡原因である心血管疾患に関連する新薬を開発して有望であり、内モンゴルの伊利実業集団（乳製品メーカー）は、中国の経済成長による消費水準の増加と密接し、投資するに値する」と語る。
またパク・マネージャーは、「今後、中国全土でゴミ処理の問題で呻吟するだろうとの見通しから、環境保護（廃棄物処理業者）も5年以上金をつぎ込むことを勧める」とし、「20年前の韓国株式市場に立ち帰って、サムスン電子に事前投資するという心構えで接近するべき」と語った。国内株式も、やはり将来の成長を見据えてモノのインターネット（IoT）やスマート機器関連株に投資して、長く保有することを勧めた。
▶ High return：注目するべき地方不動産
地方の不動産は世宗市と蔚山、海雲台（ヘウンデ）が最も有望だという分析が出た。トンウイ大学金融不動産学科のカン・ヂョンギュ教授は、「基盤施設が不足して低評価だった世宗市に注目する時が来た」とし、「商圏が落ち着き始めたところを中心に、出物の先取りに乗り出すべきだ」と語った。
企業が多くて所得水準が高く、「友情革新都市」移転の好材料がある蔚山に注目するべきという声も高い。収益型商店街に投資するならば、釜山のヘウンデに注目する必要がある。コ支店長は、「1年365日、人口が集中するヘウンデは安定した賃貸収入と、地価上昇に伴う時価差益まで期待できるところだ」と説明した。
- 毎日経済_釜山＝ホン・ヂャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2014-11-14 15:39:50
