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韓国流通「決済システム」を中国が飲み込む危険が高くなった?


  • 韓国流通「決済システム」を中国が飲み込む危険が高くなった?
最近、ドラマ『星から来たあなた』が中国で大ヒットしながら、主人公のチャン・ソンイ役のチョン・ジヒョンが着用したコートが中国消費者の間で大きな人気を得た。しかし、実際にオンラインショッピングモールにアクセスした中国人はActiveXの設置と公認認証書(政府公認の電子認証書)の要求のせいで、製品の購入を満足にすることができなかった。逆直購(海外からの個人輸入)の需要が発生したにもかかわらず、販売を誘導するプラットフォームがしっかりと備えられていなかったのだ。

これにより当時、ActiveXの設置が不要でアカウントの預け金でワンクリックショッピングが可能なアリババのアリペイがチャン・ソンイコートを購入することができる唯一の通路となった。実際、アリペイはロッテ免税店、大韓航空、ハナ銀行、KGイニシスなどと協力社関係で国内市場に進出している。特に、2012年末、中国語インターネット免税店を開いた、ロッテ免税店の場合、アリペイ導入によりオープンから1年にして月の売上げが100億ウォンに達するなど、簡単に中国観光客の誘致に成功している。

韓国を訪問する中国観光客もやはり、最近はアリペイを通してオンライン上で商品を決済し、免税店で商品だけをピックアップする方法を固守する流れで、このときに発生する手数料はそのままアリペイのものになる。このためアリペイが本格的に国内の市場に進入することになると、オンライン及びモバイル決済の地形図が変わることもあると憂慮する声が高くなっている。

業界の関係者もやはり「アリペイが本格的に国内市場に進出していないにもかかわらず、国内の電子決済代行業者の役割を奪っており、近い将来に国内消費者もタオバオに接続してアリペイで決済し、無料配送を受ける時代が来るだろう」と話した。
  • シックニュース_イム・ソヨン記者/写真=アリペイホームページ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-10 16:58:14




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