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サムスン、Tizen OS・量子ドット適用のSUHD TV…CES 2015

LG、「OLED TV」55 インチ初披露、ラインナップ拡大 

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世界最高のテレビ技術力を誇るサムスン電子とLG電子が、ラスベガスでさらなる画質革新を成し遂げた。サムスン電子が色再現率を向上させる技術「量子ドット」を適用したSUHDテレビを前面に打ち出し、LG電子は次世代ディスプレイである超高画質の有機発光ダイオード(UHD OLED)テレビを前面に出して自尊心対決を繰り広げた。

5日(現地時間)、サムスン電子は、量子ドット技術と高コントラスト比(HDR)の技術などを総動員して、LCDテレビの画質を精一杯引き上げたSUHDテレビを戦略製品として紹介した。

サムスン電子のキム・ヒョンソク映像ディスプレー事業部社長は「これまで発売されたすべてのテレビの欠点を改善し作られた製品」とし「量子ドット技術を使用したが、量子ドットテレビとはまったく異なるものがSUHDテレビ」と紹介した。彼は「量子ドット技術は、色再現性を高めるためのごく一部の技術であり、サムスン電子のSUHDテレビの画質はOLEDを越えている」と明らかにした。展示場にSUHDテレビと既存のUHDテレビ、OLEDテレビをすべて比較展示した。

一方、今年を「OLEDテレビ普及の元年」と宣言したLG電子は、5シリーズで7種のOLEDテレビへとラインナップを拡大して公開した。昨年8月、世界で初めて披露した77インチ・65インチのUHD OLEDテレビに続き、55インチの製品を初めて公開し選択の幅を広げた。

これまで、プレミアムテレビ市場では、最高の画質を強調するUHDテレビと次世代ハードウェアであるOLEDテレビが競争してきた。UHDテレビは画質は良いが、バックライトが取り付けられた液晶表示装置(LCD)であったため、厚さや形の面で完全に自由ではなかった。一方、OLED テレビは、次世代デバイスで薄く、反応速度が早いものの、画質がフルHD級に過ぎなかった。この二つの製品の利点を取って作ったのがUHD OLEDテレビだ。既存のOLEDテレビの画質をUHD級に引き上げたのだ。 LG電子はこれと共に、既存のUHDテレビもフルラインナップを披露し、量子ドットフィルムを適用して色再現率を高めたUHDテレビも出した。

今年のCESではテレビのハードウェアを革新する競争だけでなく、ソフトウェアの競争でも火花を散らした。

昨年、スマートテレビプラットフォームとしてWeb OSを始めて出したLG電子は、今年、Web OS 2.0を野心的に出した。2015年型のOLEDテレビとUHDテレビの全モデルに適用される、このプラットフォームは、速度が速くなり、様々な付加機能が追加されたことが特徴だ。ユーザーが保存しておいたチャンネルをホーム画面からすぐに切り替えられるようにしたり、スマートテレビと様々な外部機器を連動してコンテンツを楽しむことができようにした。

サムスン電子も今年初めて他のTizen OSが適用されたテレビを発表した。今年からスマートテレビのOSとしてTizenプラットフォームをSUHDテレビを含むスマートテレビの全製品群に適用する。Tizenテレビを紹介したサムスン電子のイ・ウォンジン副社長は、直感的なユーザーエクスペリエンス(UX)、テレビ・モバイル機器間の簡単な接続、ゲームサービスをはじめとする拡大されたパートナーシップなどを長所として挙げた。
  • 企画取材チーム:ラスベガス=イ・ジンミョン次長/ハン・エギョン記者/ソン・ジェグォン記者/イ・ギョンジン記者/MBN=パク・トンイル記者/ソウル=チョン・スンファン記者
  • 入力 2015-01-07 04:01:01




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